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2014/11/05

後の十三夜

今年の秋はスーパームーンやら皆既月食やらで、月にまつわる天体イベントが盛り上がった秋となりましたね。


実はもう一つ、今年の「月」に関するトピックがある事をご存知でしょうか。


中秋の名月という呼び名の「十五夜」の月。それが9月
その十五夜に次いで美しいとされ「後の月」と呼ばれる「十三夜」の月。それが10月

そして、2014年11月5日。今夜はとても珍しい三つ目の名月を楽しめる『後の十三夜』と言われています。

旧暦に設けられた特殊ルールのおかげで、「十三夜」が二度訪れるという、天保14年以来171年ぶりの非常にレアな夜なんだそうですね。

そんな意味を持つ『13』というキーワードのもつ引力に、ついつい引かれての記事更新となりました(笑)。




そして、今宵の月。



うっかりするとサードアイが覚醒しそうです。





ところで、こんな短歌があります。


『月月に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月』


「詠み人知らず」の少し謎めいた短歌。

名月を楽しむ季節になると各方面で取り上げられたりしているようです。

「やっぱなんだかんだ言って、月見は十五夜に限るね!」といった解釈が一般的なようですが、韻を踏む楽しさと8つの「ツキ」を用いる事で旧暦8月15日(十五夜)を暗示させるトリッキーな構造も「やるね!」って感じです。

ただ、この解釈が正しいのかどうか、今となっては『謎』としか言いようがありません。あのタイムスクープハンターですら解明作業は困難を極めることでしょう。

ですが、エライもんであらゆる芸術というのは「見る人それぞれの解釈がその人にとっての正解釈」と、どこかの誰かさんが言っていた通り、検索ワードによって導き出された「いかにもそれっぽいヤツ」より、その人の感性が導いた感覚すべてが正解と言えるでしょう。

だって短歌は学問ではなく芸術ですからね!



皆さんは今夜の特別な月、見てみましたか?

雲が邪魔していなければ明け方頃まで見る事が出来るそうです。

もし、今日間に合わなくても、いいんです。

そのとき、あなたが見た月が美しければ

それはあなたにとって特別な、あなただけの名月なのですから。




なんつってねー。

ちなみに次回は95年後だとか。